2015年4月19日日曜日

食育の極意

4月2回目の投稿です。雨の多い今春ですが、皆さんお元気にお過ごしですか?

 今日は、先日、名古屋で美味しいと評判の‟蕎麦屋”へ行った時の体験?を報告いたします。

もりうどん





 
 ときに、皆さんは、ひとりで外食する機会があったとき、注文してからお料理が届くまでの時間、どのように過ごしていますか?

 ボーっと外を見る、テレビを見る、お店を観察する、雑誌を読む、それともスマホ・・・ 
 

 
 その日、蕎麦屋で出会った客の《紳士》は、お料理が届くまで、姿勢を正し、心静かに、じっとただ『待っている』のです。
 そして、お料理が運ばれてくると、とても嬉しそうな表情で笑みを浮かべ、一口一口味わいながら~食べることにただ意識を集中させ~召し上がっているのです。

 言葉では、うまく表現できませんが、私は、その人の佇まいに釘づけになってしまいました。

ただ、蕎麦好きというわけではなく、食というものに、また、食を提供してくださるお店の方に対する『敬意』をはらっている、その姿勢に一瞬で感動してしまったのです。


 よくよく耳を澄ますとその《紳士》は、その店の蕎麦のファンで、月に3~4回は通っていること。店主ご夫婦とは馴染みであることなどが分かりました。

 
 他にも、ヒッピー風のご夫婦が蕎麦を一口食べては、「うまい!うまい!」と声をあげていましたが、そのこともまるで自分が店主のように喜んでみえたことも印象的でした。
 「あの方は、蕎麦が分かる人だなあと思い、嬉しくなりました。」と・・・


 まるで、テレビドラマを見ている様な、そんな人がいるんだなぁと思うと同時に、私自身、いかに『雑』に毎日を過ごしているのか、特に、毎日食事がいただけることに対する感謝や配慮が抜け落ちていることに気付くと同時に、とても反省しました。


 そういえば、私の知り合いに、子どもの頃から、「食事中はしゃべってはいけない」としつけられてきたという人がいましたね・・・

 若い頃は、わいわいとはしゃぎながら大勢で食事を楽しむことばかりを考えていましたが、そろそろ『食に向き合う』ということを意識してみようと思いました。

 
 皆さんは毎日を、何かに、どのように 『向き合って』いますか?
 
 ひとつひとつを大切に丁寧に、生きていきましょうね。     ユウ☆
 

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